2015-06-01から1ヶ月間の記事一覧

かずえちゃん

灯台下の牛達は、遠くの林の中にいることが多く、呼んでもなかなか集まらない。 こういう時、呼ばれたら一目散にやってくるかずえ17さんがいると、他の牛も集まりやすくなる。ちょうど、出産して離乳したばかりのかずえ17を、今日灯台下放牧地に連れて行…

母牛登録検査

筋肉痛だったけど、朝の船に乗って硫黄島に帰った。今日は、沢山いる我が家の新しい母牛を登録検査する日だった。 鹿児島にいた俺は準備が出来ないので、Yumiにほとんどやってもらって、船が港に着いてから大急ぎで間に合わせた。 放牧地にいる母牛候補生達…

チャレンジサーフスキー!

サーフスキー(の動画あり)って、たぶん耳慣れない言葉だと思う。 カヤックの一種なのだけど、全長が長くて幅がとてもせまく、慣れないと乗っていることさえ難しく、すぐにひっくり返ってしまう。そんな不安定なカヌーだけど、上手くうねりを捕まえると動画…

前歯の修理

折れた前歯の準備が出来たそうなので、鹿児島の歯医者さんに行くことになった。早起きして朝牛舎を出来るだけ終わらせ、フェリーに乗り込む。 荷物が多いのは、明日サーフスキーの練習をするために、セミドライスーツとかネオプレンのバンツとかライフジャケ…

記録的な雨は、我が牧場の牛舎の床を水浸しにして、脱走した牛が餌を襲撃したくらいの被害が出たが、大したことは無かった。だけど、近所の牛飼いさんところには、道から大量の水が流れ込んで大変だったらしい。軽トラックも水没して、エンジンがかからなく…

大雨な日

硫黄島は、50年に一度の大雨だというニュースが流れていたらしいが、俺はいつも通りに牛舎に行き、いつも通りに発情牛に種付けをした。 さすがにここまで降ると、安物の作業用カッパの撥水性も無くなり、手首から中に水が流れ込んでくるのだけど、人間は開…

牛舎前放牧地のスタンチョン前は、牛が集まるから牛糞がいっぱい落ちている場所なのだ。ところが、連日の大雨ですっかり洗い流され、コンクリートがむき出しになっている。 洗い流された牛糞は、そのまま竹藪や放牧地に流れ込み、肥料を撒く手間が省かれてい…

先日、畜産スレートを張る作業をしたのだけど、端っこの末端処理が出来ていなかったので、小雨の中作業した。 屋根に乗っての作業は、足場が悪すぎるので早々に終わらせ、はしごを使って末端処理をしていく。 しかし、屋根の構造材が腐っていて、釘を打って…

屋根修理

小雨だったので、乾草小屋の屋根の修理に登った。 ここは、ルーフィングで防水しただけの屋根を、徐々に畜産スレートで覆っていたのだけど、最後の仕上げの部分が足りなくて放置していたら、突風が吹いて剥がれてしまったのだ。 このまま雨漏りし放題にして…

釣れないなぁ〜!

雨の合間って訳ではなく、ちょっとでも波が静かな日は、海に出てみる。 小雨の降る中、夜明け前に出かけて魚群探知機を見ながら、ルアーを落としてみるのだけど、全然反応がない。 海底に反応しているのは、鯛じゃないかって思ってインチクを落としてみるの…

口ゆすぎ

今日もよく降る! 牧場の作業って、一人でもそれなりにできるのだけど、相棒がいてくれると細やかな仕事できて、牛はより快適になる。 うちの牛舎はウォーターカップではないので、水桶は定期的に掃除しないと、中の水が腐る。 登三郎は、餌を加えたまま水桶…

移動

相変わらずよく降る雨の中、出産が近づいたP2ゆめを、放牧地から連れて帰ってきた。 子供の頃は神経質だったゆめは、見違えるほど落ち着いた牛になり、運転席の窓から手でロープを引っ張って連れ帰ることが出来るほど従順だ。途中で大雨が降り、ドアに挟ん…

屋根修理

大牛舎の屋根の真ん中には、熱気抜きの隙間が作ってある。これが無いと、夏は暑くてたまらない。 ところが、風が強いこの島だと、隙間から雨水が吹き込んで、牛舎が水浸しになるので、防風ネットでやんわり包んで雨水が吹き込まないようにしてあった。これは…

ネズミの害

牧場には、農業用猫のソラ(ニャンコ先生)が常駐しているのだけど、事務所の方までは守備の手が回らないようで、ネズミが暴れ放題である。 以前は遅効性の殺鼠剤を使っていて、具合が悪くなると人目のつかないところに行っていたのだけど、それを犬達が拾って…

カヌー壊れる

島に帰ってからも、カヌーに乗って練習するように言われていたので、自分のフィールフリー(3人乗り)をこぎ出してみて驚いた! 座席の部分(赤線で囲んだ所)にヒビが入っていて、体重がかかると座面が沈み込み、かなりの水が中に流れ込んでくる。 修理しない…

サーフスキー

今日は、朝からレンタサイクルで磯海水浴場まで出かけた。 釣りをしているおじさんがいて、10cmくらいのキスを釣っていた。カヤックフィッシングの人が、ちょっと沖でアジを釣っていた。 海上を散歩している人もいた。 お昼頃になって、カヌーの仲間が合…

引っ越し

苫斗三郎の、哺乳ロボット入学である。 いつものように、ミルクを入れたほ乳瓶を使って、電柱牛舎から誘導して引っ越しさせた。 この子は、やんちゃだけど賢いかもしれない。 引っ越しした後、フェリーみしまに乗って鹿児島に上がり、歯医者に行った。折れた…

寿司

梅雨の時期、硫黄島では本当に真面目に雨が降る。もう少しいい加減でも良いのだけど、天気図を見ると前線はいつも、硫黄島上空にあるようだ。 仕事前に釣りに行く時も、かなりの確率で雨が降っているのだが、別に帰ったらシャワーを浴びるから気にしていない…

見守り犬

カイトは、ゴロウがいなくなって、『米ちゃんを守るのは、俺しかいない!』って思っているらしい。 俺が作業している間、いつも雨に打たれながら俺を見守っている。これまでは、それはゴロウの役目だったのだけど・・・。 俺は雨具を来ているから平気なのだ…

大物

Yumiに魚を食べさせるために、夜明け前にカヌーで釣りに行ってきた。 低い雲が垂れ込み、牧場地帯は雲の中だった。こうなると、床も柱も露で濡れてしまい、カビだらけになる。 海は、温泉濁りが広がっていて、ルアーを投げても見えないのでは無いかって思っ…

6月競り

今日は、6月競りだった。 これまで鹿児島市場では、月例に見合った大きさなら、早出しで小さくても値段が高かった。しかし、子牛価格が高騰している今は、ちょっと遅出しでも大きい方が高いようだ。 こういうことって、毎月競りに行っていないとわからない…

話のわかる馬

牛舎に行ったら、ポパイとソックスが迎えてくれた。 解放馬房の柵板が壊されて、家庭菜園を通って出てきたようだ。 馬は、駄目だよって話をすれば、何事も無かったように収まるのだけど・・・。

別れ

悲しい時、感情に蓋をして何も感じなくすることがあるのだけど、そんなことをしても時間稼ぎでしか無く、いずれはちゃんと向き合わないと解決しない。 ゴロウの亡骸は、馬放牧地の入り口に埋めることにした。いずれはちゃんとしたお墓を作りたいが、今はとに…

ゴロウ

今朝、目を覚ましてゴロウの様子を見に行った。いつもとは違う呼吸だった。ゴロウって声をかけ、体をさすってやった。もはや、目を開くこともできないけど、たまった目やにを拭いてやり、頭を少し高くして寝かしてやったら、しばらくしてからだが震えて、そ…

6月出荷

6月競りの出荷だった。今回は二頭。 港のコンテナに乗せたあと、Yumiも支度をして船に乗り込んだ。出荷は俺の方が役に立てることもあるのだけど、今島を離れるのは・・・。こういう日に、一人になるのはちょっと不安だけど・・・。

不安定なカイト

ゴロウの意識レベルが、かなり落ちてきた。そして、初めて下痢をした。これまでは、体を起こせなくてもなんとか食べていた餌も、半分くらいしか食べられなくなった。目もほとんど開けなくなり・・・。 ぜん動運動が弱くなっていて、飲み込みが出来なくなって…

オボソ

夜明け前に、カヤックフィッシングに行ってきた。魚群探知機には、ベイトと魚の反応が写っているのだけど、相変わらず俺のルアーには反応しない。 しばらく漕いで、そろそろ帰ろうかと思っていたところで、目の前で猛烈なナブラが立った。 「オボソだ!」 ホ…

ゴロウは、もはや自力では一歩も歩くことが出来なくなった。ただ、一人残されることは昔から嫌いだったので、毎朝牛舎に連れて行き、日陰に寝かせて時々声をかけたり水を飲ませたり・・・。 濃度を十倍に濃くした薬が届いたけど、もはや飲ませることさえ困難…