一カ所柵を修理すると、すぐに別な場所を破られまた修理。
 イタチごっことなる。
 硫黄島では、海からの潮風に加えて、亜硫酸ガスなどの火山ガスがかかる為に、設計耐用年数30年のバラ線柵が、2〜3年でボロボロに錆びて切れてしまう。設計の段階で、硫黄島に作るのだからガスを考慮して材料を選ばなければ設計になっていないと思うのだけど・・・。
 値段は数倍するけど、ステンレスのバラ線に少しずつ替えていくしか無いのだ。面積が広いから、必要なバラ線の量もものすごいけど・・・。