圧力鍋いっぱい作ったジャムの水分を飛ばして、瓶詰めした。リンゴジャムは、紅玉に限ると思うのだが、島では手に入らない。ちょっとボケたフジだと、酸味が足りず、寝ぼけた味になる。レモン果汁を足すと補えるけど・・・。まぁ良いか(^^ゞ
 水道ポンプの見回りをしてから牛舎に向かったら、登次郎が脱走して困っていると、メールが届いた。ポンプは正常に動いていたので、牛舎に向かった。登次郎は、母牛のいる部屋の外で、鳴いていた。この子牛は、元気が無く、もしかしたら母乳を飲めていなかったのかも知れない。昨日初めて人口哺乳に切り替えたときも、自力ではミルクを飲むことが出来なかったので、ストマックチューブを使った。
 見回りに行ったとき、妊娠が確認できていない牛に、ビタミンを経口投与した。連動スタンチョンが設置され、以前よりかなり楽になったが、不安定な体制で牛を抑えているとき、頭を振って暴れられると、意外に痛い。
 哺乳ロボット小屋をチェックしたら、鼻を垂れたり下痢の子牛が数頭いた。放置すると蔓延するので、すぐに治療した。
 ひかり、うしお、おりひめに、牛温恵のセンサーを入れた。
 膣に異物を入れるのだから、違和感を感じて背中を丸める牛もいるのだが、ひかりは突然息みはじめた。センサー挿入が刺激となって、分娩が始まったのかも知れないと思っていた。
 夕方5時50分、駆けつけ通報メールが来た。
 直感的に、まだまだ時間がかかると思った俺は、飯の準備をして食べ始めた頃、同じメールを受け取った従業員さんから、ひかりの様子について、連絡が来た。分娩が進んでいる様子は感じられないとか・・・。
 食後、一休みしてから、牛舎に向かった。雨が降っていたのだが、水道工事中で車は家から少し離れた空き地に止めてある。コンクリートは、もう固まっていると思うのだが・・・。たしかに、センサーは押し出されたようだが、破水しているようには見えなかった。一旦引き返し、12時過ぎにもう一度見に行った。でも、異常なかった。後で、牛温恵のリモートに、報告しておこう。
 う〜〜〜ん! 手抜きだなぁ(^^ゞ