雨でも仕事です。

 今日は一日冷たい雨が降り続いた。
 北海道の今の季節は、水道が凍りつかないように、使用したらすぐに水抜き作業が欠かせず、子牛のためにくんだぬるま湯は、一時間で氷が張って飲めなくなった。
 地吹雪になると、わずかな隙間から吹き込んだ雪で、分厚く敷いた敷きワラも子牛も、真っ白になっていた。雪かき作業も一仕事だ。トラクターに乗っていて、臀部が凍傷になったことがあった。 未明の除雪車の音がなつかしい。

 子牛のミルクやりから始める。
 あずさと宝太郎は生後2週間が過ぎ、元気いっぱいだ。生後1週間を過ぎたふじつぼも「元気君」を一生懸命食べている。問題は登次郎だ。今日もぐったりしていてミルクが飲めず、40.2℃の発熱。抗生剤を注射し、牛衣を着せ、ミルクはカテーテルで飲ませた。早く元気にな〜れ!

 ミルクロボット小屋、電柱牛舎も、ハナタレや具合の悪そうな子牛には治療を行った。糖蜜も飲ませる。

 雨がやや小降りになったので、放牧地の見回りに出かける。大浦は1頭増えている。黒島崎の黄色77つよしが自己移動していた。
 湾放牧地の5頭が、いつもはそろって待っているのに、姿が見えない。お隣にお邪魔しているのかと、探し回ったが見つからなかった。夕方、もう一度行ってもいなかった。心配である。

 本日の種付けは2頭。 黄色50かつえに金幸福、緑33ちよこに岡茂福をつけた。
 犬たちは、雨の日も元気だ。飼い主としては、濡れないところで待っていて欲しいのだが…。

 小屋下放牧地にロールを2個置いた。早く草架を設置したい。