ミルクがない!

 北海道の師匠から、嬉しいメールが届いた。
 あちらの牧場を閉鎖するとき、市場に出すには小さすぎる牛を、地元の農家で買ってもらった。師匠の所にも数頭行ったのだが、美野里次郎が、約2000頭上場する道南市場で2番目の高値で売れたそうだ。
 俺は、幼少期の胃袋作りの段階しか飼育していないが、良い成績を出してくれて、とても嬉しい。平凡な種しか着けていないので、牛自体がとても良かったのだろう。師匠に感謝♡ 
 先日の幸五郎も、市場で第2位だったし・・・。
 盲目のキサラギは、ちゃんと引き取ってもらえたそうだ。激細「金安平」のセリナは、無事28kgの雄を出産したそうだ。骨盤が狭すぎて、帝王切開と思っていたのに・・・。

 今日は、朝から電話ばかりしていた。いろいろ注文する物があるのだが、一つ一つこだわった物なので、いちいち細かく説明しないとならない。双子や育児放棄などで、4頭の子牛に哺乳することになり、必要な物をそろえようと思ったのだ。
 でも、肝心のミルクがもう無いことに気がついたのは、夕方だった。慌てて電話したが、明日の船は欠航しそうなのだ。生まれたての子牛が、飢えてしまう・・・ああ、さよならトンキー(T_T)/~~~
 
 水が出ない!水源のポンプを作動させると、中継タンクにはザバザバ水が汲み上げられる。適当なところで、中継ポンプを作動させると、丘の上のタンクに水がザバザバ汲み上げられる音がする。
「壊れてないじゃん。」
 当然、このままタンクに水が溜まると思うのだが、待てど暮らせど水道の水は出ない。タンクを見に行くと、水が全然溜まっていない。音を聞くと、
「シーン・・・ザバザバ・・シーン・・・」
水が、間欠泉のように途切れ途切れにしか汲み上がっていない。中継タンクに行くと、水源から水が汲み上げられているのに、タンクは空っぽになるほど中継ポンプは上に汲み上げていた。??? どこかで、パイプが割れているのか?