ピノコ(黒豚)のベーコン・ハム作り

yonemiki2005-09-10

 せっかく助っ人もいるので、今日はベーコン・ハム作りになった。まず、早朝から、肉の塩抜きを始めた。牛舎作業の合間にやっていたので、間違って牛糞が混入しないように気をつける。
 太櫓に海浜留学で都会から来ている子供たちを連れてやって来た。塩抜きがすんだブロック肉を、テーブルの上に置き、たこ糸で縛って形を整える。当然不器用なところもあるが、我慢しているとだんだん上手くなってきた。友だち同士、競い合っているので上達が早い!ベーコン用のバラ肉に糸を通し、つり下げる準備をした、ハムもつり下げ用の糸をつけてもらう。ここで、巻きの下手な肉は巻き直してもらう。
 俺はスモーク小屋をコンパネで作る。
「消防呼ばれないようにしろよ!」
と師匠やTさんに笑われたので・・・。できた肉を、鉄筋に通して吊してもらう。ここで何個かの肉が落ちたが、洗いに走らせ、縛り直す。カセットコンロをセットし、まず温熱乾燥させる。
 子供たちは、2Lサイズのトウキビを3本も食べさせられ(昼飯)、外に遊びに行った。俺は時々肉や火のチェックをする。俺は、子供達が失敗するのもかまわず、なんでもどんどんやらせるので、面白かったのだろう。
 肉が乾いてきたところで、サクラのチップを鍋に入れ、燻す。かすかな煙が漂う。これから6時間燻し続ける持久戦だ!
「子供たちに、達成感を味わせたい。」
ということで、男の子4人が、うちに泊まることになった。最後まで作業し、完成品を食べ、うちの手作り風呂の入るのだ!みんな、それぞれの親や里親を説得しに帰宅。ついでに、大鍋と温度計を借りてきてもらう。カレーも作るつもりらしい!今夜は、長い夜になりそうだ。
 カセットコンロのガスが、意外と持ち時間が少ないことに気がつく。子供達が交替で、煙や火を見に行く。子供達が風呂を洗い、今4人で入りにいった。すごい金切り声だ!しかし、小学生ってどうしてあんなに、ウンコが好きなんだろう?みんなで、「ブリブリウンコ!ブリブリウンコ!」と歌っている。
 10時に燻煙をやめ、ハムは75度で時間茹で、殺菌する。ベーコンを焼いて試食したが、ちょっとしょっぱい。ご飯が欲しいところだ。温度管理に苦労したり、鍋が足りなかったりしたが、とりあえず・・・