牛飼いを始めた友人

 ゴロウは、かなり歩行困難なので、ペットホテルのVIP待遇でお願いしてあった。心配なので見に行ってみたら、車に乗って散歩に行くところだった。けっこう良い顔していた。
 
 友人が牛を飼い始めたので、様子を見に行った。
 年老いた雌牛を一頭だけ借りて、お腹の子供をもらうことになっているらしい。けっこう広い放牧地内を、自由に歩き回っているその牛は、人が来ると駆け寄ってきて餌をねだった。
 粗飼料がたぶん十分にあるから、太りすぎないような餌の与え方を注意するとともに、子牛が生まれるまでの母牛との接し方、産れた時、産れてからの世話の仕方を、系統的にわかりやすく説明したつもりなのだけど、上手く伝わったかな?
 奥さんは、俺の説明をいちいちノートに書き留めながら聞いてくれ、その真剣さに驚いた。たぶん、地元の先輩牛飼いさん達にいろいろ教えてもらっているのだけど、牛を飼ったことの無い人には理解しづらい説明だったので、俺が来た意味はあったと思う。頑張って欲しいなぁ!