まさかの欠航

 今日は、東京からのお客さんが素潜り漁をする為に来るはずだった。ところが、フェリーはまさかの欠航だった。風も無く波も穏やかなのに、これで何で欠航になるのか、訳がわからない。来る人は、旅費の高いゴールデンウィークに飛行機代を払って鹿児島に来ているのに・・・。
 知り合いの方に聞いてみたら、『俺も変だと思うけど、船乗りの人達が使う予報によると、ちょうど入港する頃に風が強くなるって言っていたらしい。もしも硫黄島を抜港したら(入港しないで通り過ぎること)、黒島はそんなに沢山のお客さんが泊まる宿が無いから・・・。』なるほど、いろいろ考えなければならないらしい。ただ、けっこうな頻度で船乗りさんが使う予報が外れているので、
 結果としては、夕方になってちょっと南風が強くなったけど、抜港するような風では無かった。
 安全第一と言われると、誰も何も言えないけれど、『こんな大風でうねりの強い日に出るの?』とびっくりするようなことがあるのに、これほど穏やかな日に欠航すると、島民も旅行者も予定が立たなくなってしまうのでは無いだろうか? 民宿の損失も大きい。こういう不便さも、離島に住むってことなんだけどね。