避難訓練

 今日は、津波避難訓練だった。3・11の大震災の時、俺は牧場で働いていて、夜になるまで地震津波のことも知らず、普通に真っ暗な集落に帰ってくるところだった。たまたま、従業員さんの娘さんが、お母さんがいないって事に気がついて、そのつながりで俺にも連絡が来た。それ以来、牧場地域にも防災無線を取り付けて欲しいって頼んで歩けど、未だに着いてない。
 去年、硫黄岳の噴火に伴う防災訓練の時は、「4時から防災訓練があるから、家に帰って待っているように!」と話があり、仕事を中断して防災訓練のために、家で待機した。反省会の時、これでは実際の災害では役に立たないし、牧場で仕事をしていたら、俺は取り残されてしまうだろうって、改善をお願いした。
 それから一年が経って、今年の防災訓練があるって話になったとき、俺は訓練のために家に待機しているのはおかしいから、牧場にいます。何らかの連絡方法をお願いできませんか?って関係者にお願いしておいたのだが、実際に訓練が始まった時刻を過ぎても連絡が無かったので、O君を連れて集合場所に向かった。
 俺一人の問題では無く、牧場で働く妻や従業員さんの命を預かっているので、避難訓練で問題と思ったところは、ちゃんと解決していかないと責任を果たせないのだ。 
 
 写真は、救命救急訓練。