イタリアンライグラスの播種

 妊娠していたかずえを、大浦放牧地に連れて行った。
 
 雨が降るというので、大急ぎで畑に最終ロータリーをかけて、イタリアンライグラスの種を蒔いた。
 肥料と種を混ぜて、ブロードキャスターで播種する。風もなく、綺麗に蒔くことが出来て良かった。
 これまでなかなか着手できていなかったのは、鎮圧ローラーが壊れていて、使える状態ではなさそうだったからだ。だけど、播種が遅れると収量がものすごく減るので、急いで播種し、なんとかごまかしてでも鎮圧しなければならなかった。
 三本の腕は、折れたり腐食したりで、かろうじて一本だけ機能していた。バックすると完全に折れてしまうので、振動をくわえないようにゆっくり丁寧に運転し、かなりの時間をかけて鎮圧した。終わった時は、あたりは真っ暗になって雨が降り出していた。
 静かな雨が降ってくれたおかげで、発芽も綺麗にそろうと思う。良かった!