ポテトコッド

yonemiki2014-09-12

 ずっっっと晴れマークが続いていた週間天気予報に、突然雨マークが・・・。 それも明日! 普通に収穫するつもりなら、出来るだけ早く乾かして、品質の良いロールに仕上げたいところだが、明日までには乾かない。そういう場合は、出来るだけ乾かさないようにして、まだ青い草の状態で雨をのりきりたい。T君には、そういう事情を話して、今日から乾かす予定だったのをキャンセルした。
 
 空いた時間に、何するかな?
 魚を捕りに行くしか無いでしょ?
 急いで準備して、のこのこ出かけた。海は穏やかで、沢山のキビナゴが雲のように漂っていた。それを狙うギンガメアジも、大型のモノがうろついていた。大型のギンガメアジは、愛想が無くて近くに来てくれないのだけど、若手のギンガメアジの群れは、俺を発見したら興味津々で、『何これ? ねぇ、なにやっ点の?』って俺の周りをぐるぐる回って、その後知らんぷりしていたら、俺の後ろを付いてきた。いつでも突ける状態なのだけど、俺の獲物としてはちょっと小さいし、群れを着いてこさせておけば、大きな個体も間違えて着いてくることもある。
 今日は、前回に増して魚が多かった。40cmクラスのメジナも、そうとう大きな群れになっていて、たまには突いてみようかなって思ったくらいだ。とりあえず、中堅クラスのギンガメアジを2尾確保した。
 その魚の群れに乱れが見えたので、辺りを見回したら、大きな磯マグロが悠々と泳いでいるのが見えた。前回捕ったロウニンアジよりはるかにでかい! 俺を見ても、速度を緩めず立ち去ったので、手を出すことは出来なかったが、あんなに大きいと食べきれないかな?
 
 アカジョウがいるポイントに来たら、アカジョウが何匹も居た。水深10mくらいの所で、ひときわ大きなアカジョウを突いたのだけど、カーボンファイバーの銛をしならせて逃げようとして逃げようとしているのを耐えていたのだが、突然手応えが無くなった。
 調べてみたら、ラインが切れて銛先が無くなっていた。マグロ用の強力なラインなのに、傷でも付いていたのかな? 無駄に死なせて、可愛そうなことをした。ごめんなさい。
 
 銛先が無くなったら、銛は獲物を捕ることが出来ない。周りを泳ぐ美味しそうな魚を身ながら、帰路についた。一番目を引いたのは、白地に黒い斑点のポテトコッド(カスリハタ)だ。この島に来て二度目だ。