訓練

 誠太郎は、まだ哺乳ロボットを覚えていなかったので、枠に入って吸い付くことを教える。先輩子牛達は、俺の尻や太もも股間などに群がり、強烈な一撃を加えようとする。危なくてしょうが無い!
 誠太郎は、お昼までにはロボットに慣れてくれた。
 
 週間予報がずっと晴れだったので、飛行場の雑草を刈り取った。綺麗に干し上げれば、親牛なら喜んで食べる粗飼料になるし、敷きわらとして使うことも出来る。T君に機械の使い方を教えながら、とりあえず刈れそうな場所を全部刈ってしまった。