削蹄・引き牛調教

 
 削蹄と、引き牛調教をした。
 最近の牛は、みんな懐いているから扱いやすくなっているのだけど、先月出荷する予定だった茂六郎は、大きくなりすぎていて一人で引っ張るには力が強すぎた。普通は、もくしに着けたロープを引っ張ると、牛の顔がこちらを向いて、こちらに動くようになるものなのだけど、茂六郎は首の力が強くて、顔をこちら向けることが出来ず、そのまま振り切って逃げられてしまう。すぐに捕まるところが、気の良い茂六郎らしいのだけど、何度やっても振り切られるので、久しぶりにホイルローダーで引っ張った。
 他の牛は、一人で十分引っ張れたのだけど・・・。
 
 削蹄では、福福太郎が足を上げると体をよじり、ひっくり返ってしまった。先日、ひっくり返りにくい方法を習ったのだけど、駄目なやつもいるようだ。惹起を使う方法で習ったけど、今回は滑車で体を少し持ち上げ、前足にかかる体重を少し減らして、削蹄した。かなり楽に出来た。