廃用牛の出荷

 廃用牛の出荷だったので、いつもより早く出勤し、ルーティンワークを早めに済ませる。
 出荷作業に入る。18歳のふくふくをはじめ、高齢で出荷する牛達は、皆とても従順で人を信じており、俺の心を揺さぶる。ゆとりがあれば、もう一産捕りたいくらいだったのだけど・・・。3月の子牛の出荷が出来なかったので、やむを得ない。
 
機械小屋から帰って来たら、竹藪の影から何やら変な音が聞こえた。音は、同じところから聞こえ、移動する様子も無い。不審に思って見てみたら、Sにゃンがリヤカーを引っ張ろうとして、立ち往生していた。体重が軽いから、重いものを引っ張るのは難しいとか・・・。
 そういう時は、助けを呼ぶか、荷物を減らそうね(^_-)-☆