姫子太郎誕生

 ひめこから、一次破水したってメールが届いたけど、昼間だったので飯を食ってぼちぼち行った。すると、ちょうど産まれたところで、ひめこが一生懸命舐めていた。
 名前は、姫子太郎だ!
 
 イタリアンライグラスを刈り取りしていたら、おまわりさんがやってきた。
「僕は、何もしてません! 信じてください。」
 アホなことを言ったわけでは無い。白い鼻輪の牛が何頭も脱走しているとのことだった。飼い主は、鹿児島に行っている。うちの牛なら、だいたいの行動が予測できるから、何とかなると思ったけど、人の牛はよく解らない。でも、放置するわけにもいかないので、お巡りさんと二人で出かけた。牛は、Tさんの採草地に群れていた。おまわりさんに、
「追い出しますから、こちらには絶対に逃げないように、押し戻してくださいね!」
とお願いして、牧場犬のカイトに指示して、興奮させすぎないように穏やかに追い出した。おまわりさんは、持ち場を離れずに予定した方向に追ってくれた。後は、道路の左側を歩くように緩くプレッシャーをかけて、脱走口から追い戻すことができた。良かった!
 
 凧揚げするために飛行場に向かう子供達が、ポパイとソックスを見て見学していた。馬の触り方を教えて、何人かの子供達が、おっかなびっくり触っていた。馬好きになってくれると良いな!