フォード6600が使えなくなると、タカキタのロールべーラーもラッピングマシンも使い難くなる。悩んだ末、倉庫に眠っている、クラースの大きなロールべーラーを引っ張り出し、可動部に油を差しまくり、グリスアップをして、試運転してみた。
 これまでほとんど使われたことの無いこの機械は、錆び付いて身もだえしながら回っていたけど、油が回って少し静かになった。乾草を丸め始めたら、とりあえず吸い込むのだけど、どれくらい溜まったのかよく解らない。自動巻取りするはずなのに、あふれるほど満タンになっても、ブザーが鳴らなかった。手動で、ネットを巻く。でも、これで動き方を思い出したみたいで、二個目から自動でネットを巻くようになった。
できあがりサイズは、直径150cm幅120cmのロールで、北海道で使い慣れたものだ。今まで使っていたロールの約三倍の重さがあり、ミニローダーについたベールグリッパーだと、握力がちょっと不足気味だ。持ち上がらなくは無いけど、動いているうちにずり落ちてくる。

 
 やっとYumiが帰って来た。けっこう、リフレッシュできたのかな? 
 K君の友達が、牧場にやってきた。K君の指示で、てきぱき動いてくれていた。