妊娠鑑定

 昨夜は、頑張ってロールをしまって良かった。雨は、夜中に降りだし、けっこうな雨量があったようだ。丸めなかったら、養分が流れ出して餌にはならないし、丸めた状態で沢山の雨に当たると、黴びてしまって使い物にならない。問題は、草自体が持っている湿り気で、ラップしてしまえばカビは防げるが、フィルム代が一つあたり1000円ほどかかる。依頼主に聞いたら、ラップはしないで、乾草として保管するということだった。
 
 獣医さんがやってきた。
 いつものように、ワクチン接種から始めた。
 ロープをかけて一頭一頭捕まえ、俺が抑えている間に、接種する。
 
 妊娠鑑定と治療に行った。
 終了後、妊娠官邸に行く。全部で6頭妊娠していた。妊娠していなかった牛についても、治療方針を決めたり、出荷を決めたり・・・。
 赤5ゆきふくなどは、12回目の種付けで妊娠していた。よく今まで出荷しないで持っていたとも思うけど、こんな長期不受胎でも着くんだ! って驚きもあった。一回で着く牛もいるのに・・・。

 夜中に、ひかり(安平産子)が出産した。大きな雄で、名前は光六郎(喜亀忠産子)。へその緒を消毒し、人口初乳を飲ませたけど、立ち上がるまでまとうと思っても、立つ気配が無かった。セレン製剤を注射しておく。