濡れた牧草

 朝はまだ、牧草地に入れなかった。テッターレーキの、パンクしたタイヤを交換しようとした。外してみて、届いたタイヤのサイズが、一回り違うことに気がついた。
 機械屋さんに電話したら、俺が頼んだサイズのタイヤは、すでに製造されておらずメーカー欠品であり、もう手に入らないとか・・・。届けられたのは、現行のメーカー純正タイヤなので、ホイルとかを送るからそれを使って欲しいとか・・・。
 俺は、そんなに素直で無いので、去年頼んだときにはちゃんと届けられたはずだし、たかが一年で、そんなに簡単に状況が変わると思えなかったので、ちゃんと調べ直すようにお願いした。
 すると、夕方になって、ちゃんと手に入ったという連絡があった。そのうち届くでしょう。
 でも、今はボロボロのタイヤを使うしか無いので、丁寧に補修してみた。どうしても切れないワイヤーの頭を、ガムテープで何重にも覆った竹で無く、パッチも当てた。
 壊れた空気入れも、誤魔化し誤魔化し何とか空気圧を高めることに成功した。パンパンのタイヤなら、丁寧に使えばそう簡単にはパンクしないだろう?
 
 ようやく日差しが出てきたので、テッターをかけてみた。たっぷりと水を吸っていて、タインで叩くと重く飛んでいた。明日までには、乾くかな?
 ちょっと時間を置いて、二回かけた。
 こんな日は、深く考えない!
 
 放牧地で生まれた、福福太郎を連れ戻しに行った。
 ついでに、小屋下放牧地から4頭の牛を、大浦放牧地に連れて行った。