朝から獣医さんを待って、問題を抱えている牛の治療をお願いした。
 つきあいの長いもとつぼを診ていただいたのだけど、どうなっているのか判らないということだった。先日、俺が直腸膣法で薬剤を注入しようとしたけど、全然通すことが出来ず、頚管鉗子法に切り替えたのも、そういう理由だ。
 足を痛めてしまったももかを出荷し、あやを子宮脱で亡くし、ローズも逝ってしまった。みんな、いつかは逝ってしまうものだけど、もとつぼまで出荷する決心がまだ着かない。へたれである。