削蹄の日

 昨日のうちに、削蹄しようとしたのだけれど、なかなか引っ張れなかったので、つなぎ調教をしておいた。また、鼻輪も着けておいた。だから、今日はどの牛も引っ張りやすかった。
 枠場に行く前に、ちょっとその辺を引いて歩く。引き牛練習をしておくと、出荷の時も競りの時も、楽なのだ。
 枠場につなぎ、ちょっと砥石を当てた削蹄鎌で、蹄を切っていく。
 中には、足を上げた途端に、体を捻ってひっくり返りそうになる牛や、そのままひっくり返ってしまう牛もいる。その度に、急いで足を下ろして、落ち着かせる。下ろすのが間に合わないと、ひっくり返ってしまう牛もいる。
 午前中で、三頭の削蹄が終了した。後ろ足もやったけど、突発的なウンチには、辟易させられる。
 午後から、一頭削蹄。久美次郎は、なかなか神経質で、引かれるのも足を上げるのも、抵抗した。でも、せっかく上げた足なのだが、全く削蹄する必要が無いほど、綺麗に削れていた。一応、刃を当てただけ・・・。
 
 夕方、種蒔きをした。
 ブロードキャスターに、種と肥料を入れ、撒き散らしながら走る。この機械で蒔くと、ムラが出来るそうだけど・・・。
 撒き終えたら、すぐに鎮圧ローラーをかけて、土を軽く踏み固める。その方が、発芽率も良いし、雨が降ったとき、土が流れにくい。
 なぜか、ピンがローラーの後ろを着いて走った。走りやすいのかな?
 二回がけした。