やすひらしげ出産


 これまでに、体温の異常上昇で二回も夜中に呼び出しをしたやすひらしげが、とうとう一次破水をしたというメールをよこした。今度は、昼間の呼び出しだった。
 出かけてみたら、前足の先が出ていた。
 やすひらしげは、押し出す力が強いから、頚管が開いていないのに押しだそうとして、異常産警報がでたのだが、頚管や産道が開いてしまえば、子牛はぺろっと出てくる。あっという間に、大きな雄子牛を産みだした。名前は、宮三郎(華春福産子)だ。久しぶりの雄に、喜んだ。
 
 実は、今日は種蒔きをするつもりだった。昨日耕した畑に、牧草の種を蒔いて、鎮圧ローラーで踏み固めるつもりでいたのだけど、明日の予報が強雨になっていたので、急遽延期した。激しく雨が降ったら、鎮圧しても種が流されるし、土まで流れてしまうことも多い。
 赤2ゆきえが、執拗に脱柵するので、何度も柵を見て回っているのだが、どこから出たのか解らないでいる。困った!