子宮内消毒

 今日から一週間は、一人での作業だ。ちょっと緊張する。
 こういう時に、一恵太郎はほ乳瓶からミルクを飲まなくなっていた。口をみると、もぐもぐしていて敷きワラを噛んでいた。お腹が減ったとき、牧草などを囓ったのだろうが、これはまだ栄養にはならない。ミルクを飲ませるために絶食するなら、敷きワラをおが屑に変えなければならない。
 とりあえず、ストマックチューブでミルクを飲ませて、敷きワラを食べる習慣を無くさせようと試みる。このまま久美太郎のように、離乳までストマックチューブなんて事にならないよう願いたいのだけど・・・。
 
 昨日種付けを依頼されて、卵胞が有ったので華春福を着けたのだけど、シース管を抜いたら汚れがべっとり着いて来た。子宮内がかなり汚濁しているようである。
「たぶん、このままでは妊娠しにくいから、明日の朝イソジンで消毒した方が良いんだけど、どうする?」
と言ったところ、消毒を希望すると言われたので、朝から消毒に行ってきた。
 けっこう痩せた牛で、イソジンを流し込むと、痛がった。って事は、荒れてるって事だと思う。綺麗になってくれたら良いけど・・・。
 
 各放牧地に、ロールを運んだ。だんだん暖かくなって来て、笹の新芽が出てきたのか? ロールの無くなりが遅くなったような気がする。
 
 夕方も、種付けを依頼されて、勝安竜を着けに行った。