進まない仕事

 普通なら、電気工事に取り組んだら、そのまま続行して電気を通してしまうものだ。
 でも、俺は普通では無いので、新しく部品が届いたから、機械修理に取りかかってしまったのだ!
 機械修理って、コツが大事だ。
 北海道にいた頃は、知り合いの機械屋さんが、黒豚ローズを大好きで、仕事の合間に撫でに来ていたから、わりと気楽に質問することが出来たし、手に負えなければプロの修理がすぐに頼めた。
 でもここは離島だから、基本自分でしなければならない。手に負えないと放置すると、あっと言う間に腐食して、ゴミになってしまう。怖ろし事だ。
 農機は、モノが大きいから力も要るけど、ちゃんと手順を踏まなければ、動かなかったり外れなかったりする。今日のところは、電話で手順を聞いてやってみたけど、ゆるめ加減が解らず、分解できなかったので、サンダーでぶった切るという荒技を使ってしまった。よい子は、真似しないように!
 その後、順調に進んでいたのだけれど、最後にどうしても緩まないネジがあり、潤滑油を差しながらゆっくり動かしたけれど、結局直径1cmのネジがもげてしまった。
 これって、ドリルで貫通させて、ボルトナットで止めるしか無くなるんだろうな!
 と言うことで、作業はここで終わってしまったのだ。