誰とも話さない日

 今日は、いつも通りに仕事した。一人で仕事をするのも、慣れてきたかな?
 見回りをしたら、発情して欲しくない牛が、3頭も発情していた。そろそろ、妊娠して欲しいなぁ!
 本当なら、冬支度をそろそろ始めたいところなのだけど、ルーティンワークと種着けをしっかりするくらいで、気持ちがくじけてしまい、機械の修理とか整備とかイタリアンライグラスの種蒔きとか、二番草の収穫とか、全然やる気力が沸かない。二番草は、いまいち伸びていないだけで無く、入れる倉庫が無い。困ったなぁ。
 先日、削蹄では5頭しか出来なかったので、残ったあずさ一頭を削蹄した。今日は、補助をしてくれる人がいないので、ホイルローダーで引き牛の練習をしてから、枠場に移動した。
 あずさは、後ろ足を上げさせられるのを厭がり、苦労した。
 
 今日は、一日誰とも話をしなかった。仕事から帰ってくるころは、真っ暗で誰も出歩いていないし・・・。
 北海道時代は、俺の牧場は人里離れた山奥の、どん詰まりの道の終点だったので、本当に誰にも会わず一言の声を発しない日が、よくあったのだけど・・・。
 一人に慣れているけど、本当は寂しがり屋なので、現在一緒に働く人を、求人中だ。
 もうちょっと大きな島だと、離島に憧れた人が居るらしいが、硫黄島は小さすぎて不便な為、なかなか来てくれる人が居ないらしい。動物好きな人だったら、誰でも出来ると思うけど・・・。