出荷の日

 9月出荷当日だ。娘さん達は、5時に起きて出かける準備を始めた。
 2泊3日で帰るつもりだった娘さん達は、着替えを持ってきていないのだけど、頻繁に洗濯をすることでしのいでいる。
 恋人のライブやCDジャケットの写真を依頼など、予定を断ったり延期したりして、居てくれている。そして、今日帰る予定だったのを、ある事情があってさらに延期してくれることになった。
 
 6時に牧場に行き、真っ先に出荷牛に餌をやる。その後、他の牛にも餌やミルクをやり、トラクターの準備をする。
 7時に、牛を港に運び始めた。今日の牛達は、今までよりさらに、トレーラにに積みやすかった。先日抵抗して困った頼茂士太郎は、今日は何の苦労も無しに、トレーラーに乗り込んでくれた。成果が見えると、とても嬉しいモノだ。
 5頭の子牛を、2往復して港に運んだ。全部運び終わったのは、8時半だった。
 
 出荷後は、娘さん達と力を合わせて、牛舎作業に当たった。
テッターをかけた。その間、娘さん達は餌やミルクをやってくれた。
 種付けに行った。赤10おとひめは、朝の段階でスタンディングしていたのに、まだ他の牛にも乗ろうとする意欲を持っていた。種付けは、明日にした。
 
 頑張ったから、東温泉に行った。