台風一過の梅雨空

 普通、台風が通り過ぎた後は、晴れるでしょ? なのに、天気予報でも、しばらく雨が続く。明後日の未明には、波高6mとか・・・。
 とりあえず、雨雲使わず作業した。
 
 広すぎる大浦放牧地では、奥地まで声が届かないし、牧草が豊富なので、エサをもらいにやってくる意欲が乏しい。
 今日は、拡声器を使って呼んでみた。確かに声は遠くまで届いた。何頭かは集まった。でも、今日種付けしなければならない、黄色3まるみは、帰ってこなかった。仕方なく、呼びに行った。奥地の、草地にいた。でも、誰も帰ろうとはしなかったので、一頭を追って歩かせてみた。すると、回りの牛も歩き始めて・・・。
 ようやく連れ帰り、枠場に繋いで、種付けをした。
 調べてみると、3月とか4月とか、何頭も種付けをしているのに、全く留まっていない。その前は、そこまで酷い成績では無かった。それなりに留まっていた。俺は、それまでと違いが出た原因を調べる為に、いろいろ考え解凍時間が8秒から10秒に変化したことや、直射日光の影響などを心配し、かなりの気をつけて種付けをしている。
 ところが、同じタンクの精液を使っている人も、同じ時期から一頭も留まらなくなっている。その人は、室内で解凍しているし、解凍時間も以前3秒で一頭も留まっていなかったのを指摘して8秒に変更してからは、何も変化していないと言う。それで、全く留まらない理由と言えば、ボンベの中の精液の活性が考えられる。
 ボンベは、俺が預かっていて、15日置きに窒素を満タンにしている。でも最近、ボンベがやけに軽く感じることがある。
 自分の所有しているボンベは、全く結露もせず、窒素の減りもとても少なく、共同ボンベの半分以下しか減らない。そもそも、窒素ボンベって、結露して良いんだっけ? 断熱材が、老朽化してきているのでは無いかな?