200Vの停電?

 昨夜は、雷雨だった。
 牛舎に行ったら、妙に静かだった。原因は、換気用のファンが回っていなかったからだ。ファンが回ってないと言うことは、ミルクロボットも作動していない可能性大で、実にまずい!
 直近のブレーカーを見たが、異常ない。雨の中、外のメーター脇に着いた、ブレーカーを点検してみたら、落ちていた。
 普通なら、スイッチを上げるだけで良い。だが、手応えが無い。漏電ブレーカーは、脇にスイッチがあるのだが、これを押してから出ないとスイッチが上がらなかったりするが、いずれにしても手応えが無い!
 主電源が来ていないのか?ブレーカーが壊れたのか? 九電に電話してみたら、テスターと絶縁手袋を貸してくれることになった。
 調べてみたら、主電源は生きていた。ブレーカーが壊れたのだ。
 扇風機は、しばらく動かさなくても我慢できる。でも、ミルクロボットや切り草作りには、今すぐ電源が必要である。でも、島内には200V用のブレーカーが無い。
 やむなく、直結することにした。
 雨の降る外で、生きた200Vの電線を触るのは、俺には生きた心地がしなかった。
 まずは、回りのササを踏み折り、脚などに触らないようにした。脚が絶縁されていると、もし直接触ってしまっても、電気が流れるのを最小限度に留めることが出来る。電気牧柵を触るとき、スニーカーや草履を履いているより、長靴を履いてる方が、衝撃が少ない原理と同じだ。
 漏電ブレーカーが落ちたとき、漏電箇所を調べずに復旧させたり直結したりすることは、言語道断なのだが、俺は壊れた理由は雷だと思っていて、サラサラと確認しただけで、直結した。
 ゴマダラ蚊は、小雨の降る暑い日、最も良く活動する。そして、人が何かに集中している隙をうかがい、顔などに一撃を加える卑怯者だ! 今日は、先制攻撃として、先にフマキラーを散布しておいたけど・・・。
 無事、復旧させることが出来た。子牛たちは、喜んでロボットの前に並んでいた。
 
 スズコは、北海道から連れてきて、腹の中にいた子供を産んで以来、まだ妊娠していない。長い間、発情が来なかったのだ。暑さにも慣れ、栄養状態が改善されて、発情は来るようになったが、なかなか妊娠しない。昨日種付けした時、器具に汚い汚れ物が着いていた。今日、イソジンで子宮内洗浄したら、凄く痛がっていた。昨日のきぼうは、痛がらなかったのにね!多分、内部の粘膜が荒れていて、浸みたのだろう。