ラップサイレージ

 今日も、アルバイトのお姉さんが来ていたので、ゴロウは大喜びだ。元気の素の、ホットケーキをもらって、さらにご機嫌になる。
 
 今日も、採草地のイタドリ退治をした。俺が刈り取り、牧場長とアルバイトのお姉さんが、邪魔になる草をかごに詰めて捨てに行く。
 気温が上がると言っていたが、風が気持ちよくてそれほど暑くは無かった。
 自分のやっていることに、どれだけの効果があるのか? 仕事をする上でとても気になることだが、やってみないとわからないことだってある。一部、耕してみようかと思っている。やってみないと、わからないのだ!
 
 隣の兄さんのために、畑を耕すことになっているが、先日ラウンドアップと噴霧器を貸して、除草してもらっていたけど、一部の雑草がまだ生存していた。もう一度ラウンドアップを撒いてもらった。人の畑でも、自分がやる以上は、出来るだけ長い期間、良い状態であって欲しい。苦土石灰も堆肥も撒き終わっているから、明日には耕せるかな?
 
 イタリアンライグラスの二番草を収穫した。
 テッターレーキを、レーキ機能に変えて、草を集めた。
 フォードに、ロールベイラーを取り付け、集めた草の列を、丸めていった。機械の調子が良く、作業はどんどん進んだ。8ロールできた。
 すぐに、ロールべーラーを取り外して、ラッピングマシンを取り付けた。ラップフィルムを切るカッターが、錆びて切れなくなっていたので、新しい物に交換したら、とても気持ちよかった。
 8個くらいのラップは、すぐに終わる。カラスに穴を空けられる前に、倉庫に運んで積み上げた。
 
 獣医さんは、俺が作るラップサイレージの水分量が少なすぎると言っていた。
 酪農家が作るラップサイレージに比べると、たしかにかなり少なくなっているが、その分匂いが軽く、開けたてはワインのようなとても良い匂いがするのだ。水分量が多いと、ピンホールが空くとドブドブに腐ったり、臭くなりやすいから嫌いである。
 ちなみに、臭くなったサイレージの匂いは、触った手を洗っても臭いが取れず、服についたら洗濯しても落ちないしつこさだ。
 牛が夢中で食べるなら、これで良いと思っている。

黄色165たのもし種付け