餌やり当番な日

 今日から、子牛の餌やり当番だった。レンタカーで、伊集院の鹿児島中央市場まで走る。
 12頭の子牛が、餌を待っていた。今月は、三島村からの出荷が、たった12頭だ。少なすぎる・・・。
 我が牧場の子牛も、たった3頭だ。俺の人工授精が、上手くいっていなかった頃かな? 

 暖かくなって、子牛達の健康状態も良く、下痢をしている子牛も居なかった。
 餌をやると、俺の牛は当然俺に慣れているから、さっさと食べ始める。でも、もじもじしている子牛も居る。だから、えさ箱から離れて、安心して食べられるようにしてやった。指定された餌の量は、通常食べている量の半分以下なので、あっという間に無くなってしまう。
 ちょっと足して、乾草を補給する。
 激しかった雨も止み、ちょっと青空も見えてきた。

 病院に行って、傷口を診てもらう。
 伸縮性の無い包帯で、三日経っても崩れること無く巻いてある包帯を見て、
「完璧な巻き方だけど、誰が巻いたの?」
うちの従業員AさんのAは、Ace(エース)らしい。何でもできるのだ。
 傷は深いけど、炎症も無く、順調に回復しているそうだ。

 昨日、7桁の支払いをしたので、金欠の俺は、うどんを食べた。安くて美味いんだ!

 馬事公苑に行った。
 明日のポニー祭りのために、忙しいから馬の顔を見るだけで良いと思ったのだけど、騎乗して良いと言われて・・・。
 馬房で一日休んでいるポパイは、やる気満々だった。ウォームアップをしてから、外周をちょっとだけ走った。ほとんど汗もかかず、息も乱れない程度の軽い運動だけど、退屈しのぎにはなるし、さらに体力がつくだろう。

 騎乗後のケアをお任せして、子牛のお世話に帰った。
 晩飯は、またうどんだった。安いのに、喜びがあるんだ!