カンパチの日

 今朝は、茂吉えのを連れて、港に行った。伊勢エビ漁の船が帰ってきており、二・三匹の伊勢エビがかかっていた。潮の流れが速くなっていて、なかなか捕れないらしい。
 3.8kgのカンパチを網にかけた漁船が帰ってきたので、早速売っていただいた。

 見回りに行ったが、湾放牧地の脱柵は無かった。応急処置が、上手く機能しているようだった。神経質で臆病者のはるかも、ためらいなくスタンチョンに入れるようになった。
 黒島崎放牧地に向かったら、また牛が出ていた。飛行場を取り巻くフェンスが老朽化して、あっちこっち大穴が空いているのだ。

 斜面の最下部に設置された、灯台下放牧地の連動スタンチョンは、どぶどぶにぬかるんでいてとても使いにくい。これを解消するのに、ホイルローダーでぬかった土を剥いでみた。気を抜くと、すぐに脱出不能になるので、慎重に操縦した。ちょっと深く掘れすぎたかな?

乗馬をした。
 駆け足をしたいと言うことだったので、馬への指示がある程度ちゃんと出せないと、無理かと・・・。手と足の指示の出し方を、もう一度レクチャーした。
 茂吉は、わりと飲み込みが早く、曲がりたい方向への指示が出せていた。だから、すぐに早足に移行し、駆け足も、三歩、六歩、二十二歩と順調に伸ばしていった。数歩で駆け足が止まるのは、バランスを崩して手綱を引いたり、落馬させることをポパイが厭がり、停止したためだ。でも、だんだん慣れてきた頃、鐙から足が抜けてゆっくりと体が傾き、落ちていった(;^^)ヘ..
 最後まで手綱を放さず、ずり落ちるような理想的な落馬(?)だった。いつものように、おどけていたけど、どうだったかな?
 えのは、地上と馬上で行動がまるで違っていた。馬上では、意識が飛んでしまうのかな? 手と足が連動しないから、ポパイは俺の側を離れられない。そういう時に、いくら俺が言っても、声は届かない。タンデムで手綱での指示の出し方を教えた。実際の指示とそれに対する反応を見たから、えのの指示が良くなり、ポパイの動きが良くなった。八の字をやってもらった。そのうち、走れるようになるよ!丸馬場があれば、すぐに走れるんだけどね。
 ポパイはちょっと汗ばんでいたが、一応調整のために俺も乗った。

 その後は、仕事に専念してもらった。

 夜は、天然物のカンパチの刺身と吸い物と兜焼きだ。
 脂ののった刺身は食べられないと言っていた紫蘭だが、養殖物とは違うすっきりした刺身は、美味しかったようだ。