牧場体験

 早起したが、コーヒーを飲んだり、ブログを書いたりして、ゆっくり過ごした。

 七時ちょっと過ぎに、お嬢さんを起こした。パンとコーヒーの朝食を取り、朝の牛舎作業に出かけた。
 ミルクロボット小屋や電柱牛舎の子牛に餌をやったり、牧草を足したり、小屋下放牧地の牛に餌をやったり・・・。
 自分が出来そうなことは無いか、手が空くとすぐに聞いてくれるのだ。やる気満々だ。でも、長丁場では、ちょっとはセーブして働かないと、バテるよ!

 昼飯は、巨大お好み焼きをご馳走し、港に後発のお嬢さん方を迎えに行った。
 友人の娘さんとそのお友達は、とても真面目そうな子だった。俺は、三人の娘の保護者になってしまった(^^ゞ
 とりあえず、着替えてもらってから、恋人岬などを案内してから、ぎゅうしゃにいった。
 まずは、青刈りのイタリアンライグラスをかごに詰めて、リヤカーで運んでもらった。働きぶりを観ていたら、数日で潰れそうなほど、頑張っていた。

 数日ポパイに乗っていなかったので、トレーニングだ。俺が走った後、お嬢様にも乗ってもらった。
 引き綱は着けない。俺が歩けば、ポパイは黙って着いてくるから・・・。でも、あまりにちゃんと着いてくるから、写真を撮るのが大変さ!
 馬がいっぺんに好きになったと言っていて、駆け足が出来るようになりたいって言っていたなぁ。

「○○を取ってきて!」
「はい!」
現場まで、ダッシュして物を取ってきてくれる。息を切らしながら、にっこり
「どうぞ・・・」
と言うことで、三回目の忠告。頑張りすぎると、すぐにバテて辛い牧場体験になるよ! 真面目すぎるんだね。
 通称茂吉は、紫蘭と一緒に、ミルクを作ってくれた。

 晩飯は、チビキの刺身とお吸い物、ローストチキンのスープだった。
 三日間、チビキの刺身を食べ続けたお嬢さん(コードネームは、紫蘭)は、
「今日のが、一番美味しい!」
と言っていた。まだ歯ごたえがしっかりしており、旨味が増している。
 チビキのアラだけで取った出汁の旨味は、お嬢様方にとても喜んでいただけたようだ。

 センターの温泉が休みだったので、東温泉に行った。
 タオルが無いなら言ってくれれば良いのに、数日前までファッションモデルをしていた子(コードネームは、えの)が、フェイスタオル一つで入ってきて、闇夜とは言えちょっと驚き、俺のバスタオルを・・・
 あれやこれや、お湯に浸かって話しをした