枯れススキの粉砕

 今日も、赤2ゆきえが脱走していた。犬たちを軽トラの荷台で待たせ、イタリアンライグラスの畑に行く。そして、放牧地のゲートを開け、畑から追うと、簡単に放牧地に帰っていった。でもすぐに出てしまうから、スタンチョンに入ったところで、黒島崎放牧地に移動させた。
 ゆきえは、まだ妊娠していないから、種付けのしやすい黒島崎に残したのだが、黒島崎には妊娠している牛もいっぱいいる。その中から、赤3のぼる、赤13えいこ、やすひめを大浦放牧地に移動させた。

 赤12たけひめは、出産日が迫っていたので、黒島崎放牧地から、牛舎に連れ帰った。この牛は、俺の力一杯でギリギリ動く。動かなければ、車で引いたりトレーラーで運んだりするが、ギリギリ動くというのがやっかいだ。俺も、全体重をかけて引き、軽トラで後ろから追って・・・。途中で馬鹿らしくなって、軽トラで引っ張った。軽トラで引きつつ、人が前を歩いてまるで人が引いているように思わせる作戦だ。途中、軽トラが止まるほど引きかえしていたが、馬たちが見に来たら、怖くて歩き出し、抵抗するより歩いた方が楽だと理解してくれたようだった。

 春金太郎、宝太郎、あずさの三頭を、ミルクロボット小屋から卒業させ、電柱牛舎に移動させた。あずさ以外は、糖蜜液誘導装置が効かなかったのだが、その割にはあまり苦労しなかった。これで、過密気味だった電柱牛舎に隙間が出来たかな?

 秋姫次郎と光世次郎を、超早期母子分離して、電柱牛舎に移動させた。
 秋姫次郎は、激しく抵抗し、部屋に入っても凄く元気で、さっさと脱走し、小屋下放牧地の母牛たちとどこかに出かけてしまった。捕まえるには、群れ全体を呼び戻すしか無く、せっかく帰ったのにエサをもらえず不満そうだった。
 光世次郎は、元気に走っていたが、大人しく捕まり、大人しく抱かれて電柱牛舎に移動。俺は、ちょっと腰が痛かったけど・・・。

 特におりひめの発情が来ないから、ついでにせんとことぶきにも、ビタミンを飲ませた。

 今日も、ソックスに30分乗った。速歩だと、とても良い子でいるのだが、駆け足させると激しくヤンチャで、途中からは俺を乗せたまま松林に逃げ込もうとして、怖かった。
 ポパイには、15分だけ乗った。速歩で左右2週ずつ回った後、駆け足で左右2週ずつ回った。

 昨日からやっていた、フォード6610にブッシュカッターを取り付けて、動かすことなのだが、何とか潤滑油が染み込んで、動くようになった。
 すかさず飛行場に行き、滑走路脇の枯れススキを粉砕した。これを丸めれば、敷きワラには困らなくなる。