早春の牧草収穫

 ちゃんとミルクを飲んでいると、子牛は元気に跳ねるはずだ。和泉太郎に元気が無いので、若い衆に特別ミルクを作ってもらい、ストマックチューブで飲ませた。親から離すか、迷うところだが、母親のイズミのおっぱいはパンパンに張っているが、和泉太郎は寝たままあまり動かない。

 俺は、牧草にテッターをかけに行く。予報では2〜3mの風になっているが、相変わらず巻き上げた牧草は、どんどん吹き飛ばされていく。
 立ち枯れした茅だから、さっさと丸めてしまおう。ぎりぎりまで乾かしても、雨が降る前に倉庫にしまえなければ、全く無駄になってしまう。
 引き続き、外周4周をレーキした。ちなみに、うちのテッターレーキは、片道走るだけで草の列が二列できる。往復してやっと一列の草の列ができていたシングルレーキとは、えらい違いだ。
 風で、草の列が乱されるが、とにかく集めるしかないのだ。
 完全に風で吹き飛ばされる前に、ロールベーラーで丸めた。横風が吹くと、ピックアップタインが拾う前に、さらさらと牧草が吹き飛ばされていくのは、あまり面白くなかった。

 外周が終わったら、草の列を風向きにまっすぐ合わせた。それでも風が渦を巻き列が乱れるので、少し列を作ったら、さっさとロールした。ロールベーラーの調子は良いぞ!


 結局、35個の牧草ロールが出来た。
明日は雨が降るというので、急いでユニックとホイルローダーで、急いで回収した。ユニックで吊り上げて積み込み、手で転がして降ろしていた時に比べ、半分以下の時間で作業が進む。三往復した。