子供の頃(大学生くらいまで)、
「体の怪我は時間が経てば治るけど、機械(バイク)を壊したら金をかけなければ治らない!」
と後輩に説いていたことを思い出す。それから5年も経たないうちに、
「機械は部品を交換すれば直るけど、体の部品は交換できない。」
という事に、気がついてしまった。無茶なことばかりしていて、よく今まで生きていたなぁ・・・大げさ(^^ゞ

 実は、ちょっと不安である。
 左目の視力が回復しない。昨日のようなゴロゴロ感は無いが、違和感を感じ、レンズに傷がついたみたいに、風景がぼやけて見える。目やにが溜まっているような、目に膜が張っているような、そんな感覚で見える。一応、立体視できるし、右目で細部を確認できるが、これって治るのかな?
 
 今日の特別活動は、哺乳ロボット小屋の敷きワラ交換と、馬小屋建設のために砂利とセメントを準備したことかな? 
 哺乳ロボット小屋にも、扇風機を回し始めてから、床の表面がいつも乾いた状態になり、環境悪化しにくくなった。今日は、雨が降り込んで床が濡れてしまったから、子牛が風邪を引かないように・・・。
 でも、粉砕雑草を作るブッシュカッターのVベルトが手に入らず、敷きワラの在庫が無くなってしまった。仕方ないので、親牛用のチガヤロールを敷いてやった。人に見られたら、勿体ないと言われそうだけど、北海道ではピカピカの二番草をたっぷり敷いていた。子牛が食べても下痢をしないように、良い牧草を敷いてやるのだ。今思えば、贅沢な使い方だ。子牛たちは早速、転がったり食べたりして、喜びを表してくれた。
柱を立てるには、どうしてもコンクリートで固めるしか無く、いつもならモタモタするところなのだけれど、せっかくアルバイトに来てくれているのだからと頑張った。軽トラに積めるだけの砂利を積み込み、工事現場に運んだ。セメントも入手し、柱も柱を立てる穴も用意できた。後は、建てるだけでは無いか! たぶん、明日から建設する予定。
 
 モトツボが発情していた。留まりの良さと、産子の好成績が売りの牛なのだけど、暑さで体調を崩してから、どうも調子が上がらない。勿体ない話だ。
 朝から、ミゾレ交じりの強い風が吹き、吹きさらしの大浦放牧地にある枠場に繋いだが、顔は引きつり、器具を持つ手は冷たかった。ちょっとした屋根や、防風ネットがあれば、もっと快適に作業できるのかな? 贅沢を言いすぎてはいけないけど、現状の改善については、いつも考えていなければ、進歩は無い。