今日は、具合が良くないから、早めに終わらせたいという趣旨のメールが届いた。休んでも構わないと返信して、ゆったり出ていったら、なぜか既に仕事中だった。
 あいにくの雨なのに、昨日種付けした長期不受胎の白5かねふくは、まだ微妙に発情行動が残っていた。雨の中、引っ張ると抵抗するかねふくを枠場まで引いていって、固定した。この牛は、鼻を高くして、従業員さんが背中を強く握っても、腰をかがめて踏ん張り、中が見えなくなる。俺が背中をつかめば、背中を丸めるのは止めさせることが出来るが、腹圧を高めて中を見えなくするのは同じだ。直腸から頚管をつかむことは出来るが、まだ、器具を通す自信が無い。いつかは挑戦するべきだが、雨に当たりながらやる気はしなかった。
 二度付けと言えば、二週間膣にシダーを入れて排卵を抑えていたモトツボ(北国7の8←安福165の9)だが、通常はシダーを抜いて三日で来るはずの発情が、抜いた翌日に来てしまった。獣医さんに相談したら、様子を見ながら二度付けすることを勧められた。という事で、昨日の夕方と今日の夕方、岡茂福を着けた。
 昨日去勢した子牛や、ちょっと風邪気味な子牛に、糖蜜液を飲ませている間に、注射をした。とても嗜好性が良いので、ちょっとぐらいの注射など、我慢して飲んでいる。無理矢理捕まえて、押さえつけて注射するより、全然怖がらせないし、こちらも楽である。
 今日は、早めに仕事を終え、午後は休んでもらった。