支柱立て

 北海道とは比べようが無いのだけど、俺の部屋の室温は、11℃から13℃くらいに下がってきた。北海道の俺の家は、室温設定15℃だったから、それより寒い。体は服を着れば良いのだが、足が冷えるかな?何か、ちょっとした暖房機でもあれば、快適なのかな?エアコンだと、空気が乾燥しすぎて・・・。でも、灯油は入手困難だし、管理する油の種類を増やしたくないし・・・。
 と言っても、朝はそれほど寒さを感じない。寝具は快適だし、とても暖まった状態で目覚めるから、出かけるまで寒さを感じなくてすむのだ。冷えにくいのは、熱容量が大きいからか? はたまた寒さを感じる神経が鈍いからか? 外国人の友達は、俺のことをSenseless(感覚が無い) と言っていたっけ・・・。

 サンダーの刃が届かなかったので、コンクリートの飼槽に、支柱を立てる穴を空けた。なかなかの重労働で、振動ドリルで空けた穴を、長さ170cmほどもあるバールの先端で何度も何度も突いて、粉砕していく。筋トレと思えば良いのだろうが、今の俺は、筋肉の回復する前に負荷をかけている状態で、筋肉が壊れていっている。あまり、負荷をかけたくないのだけどね。かなり気合いを入れないと、コンクリートは粉砕しないので、執拗に何度も突く。
 穴を空けて、カスを綺麗に取り除いたら、支柱を立ててみる。立ててみたら、添わせている柱が、かなり斜めに立っている事が、改めて強調された。水平器を持ってきて、柱に関係なく垂直に立て、それぞれの間隔を1820mmに近づける。これは、一人でやると意外に難しい作業だった。
 支柱を立てた穴を、コンプレッサーの圧縮空気で、ゴミや砂を吹き飛ばして綺麗にした。その後、コンクリートを練り、穴を埋め固めていった。腰が痛くて、直立歩行が難しく、ジャワ原人のような歩き方になってしまった。