一人では大変な日。

 緊張の一瞬であった!
 時間に正確に、水道ポンプのスイッチを入れに行った。そして、中間ポンプ小屋のスイッチが入ったか、確認しに行った。ちゃんと作動していた。
 競りで鹿児島に上がる前に、ちょっと調子が悪そうな子牛たちを、一斉治療した。棒の先にロープの輪を取り付けて、子牛の首にかけ捕まえる。10頭もやると腕が筋肉痛になる。こういう仕事が入ると、一人でやっているのが負担に感じる。
 今日は、発情している牛が3頭もいた。発見が午前中だったので、種付けは午後ちょっと遅めだ。3つの牧区で1頭ずつだったので、予想外に時間がかかった。だんだん、暗くて中が見えなくなるし(頸管鉗子法)、牛は動くし太っていて穴がふさがっているし・・・。
 気が付いたら、暗くなっていて、それから夕方の牛舎作業を始めた。どんなに急いでも、手を抜くわけにはいかないのだ。娘さんに食事を作る時間も迫ってきているが、記録も今日中に終わらせなければならない。器具を洗い、記録をすべてまとめ、全体をチェックしたら、鼻をつままれてもわからないほど真っ暗闇になっていた。
 こんな日は、一人で働くのは、大変である。