流星好きの俺だが、獅子座流星群との相性は、良くない。
流星雨が降った数年前のピークの日、俺は満点の星空を見上げながら、
明日の流星群は、ちゃんと見えるかな?」
と思いながら、牛舎から歩いて帰ったっけ(^^ゞ 他の年も、火球と言われる大きな流星を見たことはあるけど、雨の沖縄に修学旅行引率で行っていたり、ニュージーランドで雨に降られていたり・・・。

 雨は、思ったほど降らなかったので、草地に置きっぱなしだったロールを、回収した。今回のロールは、機械の故障や天候急変などで、収穫に時間がかかり、雨に当たって、あまり美味しくなさそうだ。しかも、風で吹き飛ばされたので、数もとても少ない。でも、親牛に与える草として重要なので、少しでも入れるスペースがあるなら、押し込もうということになった。今年は、播種したイタリアンの出芽も悪く、狭い範囲にしか播種できてないので、冬を乗り切るのに苦労するかも知れない。いざとなったら、滑走路脇の雑草が、母牛たちの生命線となるかも知れない。

 脱走牛が、牛舎に帰ってきていた。去年は、俺を飼い主と認識していなかったから、捕まえるのは一苦労だった。一年経って、やっと俺を覚えてくれたので、ほとんど逃げられることも無く、簡単に捕まった。
 哺乳ロボット小屋の壁が、風で壊れてしまい、子牛が脱走していた。でも、入口を開けて名前を呼んだら、二頭ともトコトコと駆け寄ってきて、自分から牛舎に入ってくれた。こういうとき、幸せを感じるのだ。