粗大ゴミ

 島に帰るために、5連泊したホテルの荷物を、バックに詰め込んだ。大事な食料であるラーメンが多いので、力任せに押し込むと、悲しい昼食になってしまうから、慎重にジッパーを閉めた。
 チェックアウトして、モスバーガーまで歩いて行く。土産用と、朝食用を注文した。その後、ミスタードーナツでおやつ用を買い、港に向かった。船の前には、パン屋さんと弁当屋さんが来ていて、それも買い込んだ。島では、このような食品が、重宝がられるのだ。
 船上では、今後の研修生受け入れ体制について、補助事業等の受け入れ体制について、説明を受けた。早めに相談して戴ければ、来春から受け入れできそうだ。

 留守から帰ると、仕事は沢山待っているのだ。忙しく、意欲的に働けることもあれば、その仕事量に押しつぶされて、何も出来ないこともある。
 結局、中途半端に仕舞ってあった機械を、ちゃんと所定の位置に仕舞い込み、エンジンがかからなかったフォード6600の充電を始めた。バッテリーは、十分充電されているはずなのに、セルは全く回らない!これは、配線が悪いか、接触が悪いか? 電気に強い男と言われていた俺だが、出来に詳しいわけでは無く、数万ボルトの電気牧柵触っても大丈夫と言うだけで・・・(^^ゞ 
 そういえば、引退競走馬のマロンやブランカが瀬棚の牧場に来たとき、馬の会の人が下見に来たことがあった。そのとき、電気牧柵が馬に良くないと言い出したので、俺が触って見せて大丈夫と言ったら、その人も真似して触ってひっくり返ってピクピクしていたっけ・・・m(_ _)m 
 エンジンがかからないトラクターは、やっかいな粗大ゴミである。何とか動かさないと、本当に動かなくなってしまうので、どこかで時間を作らなければならない。