溜まっている仕事にくわえ、機械の修理が入って、気分は沈み気味だ。でも、ロールべーラーを修理しないと、牧草収穫が出来ない。頑張るしかないのだ。
 とりあえず、ルーティンワークをして、修理に取りかかった。壊れ方から言って、たぶん電装系だ。でも、コントロールボックスを空けてみたが、腐食している様子も、断線も無かった。ヒューズも切れてないし・・・。
 カプラー(接続器具)を近いところから着け外ししてみたが、変化がなかった。とりあえず、機械全体が汚れていたので、コンプレッサーの高圧空気を、エアガンで吹き付けて埃を吹き飛ばした。次いで、可動部や錆の浮いた所に注油した。それから機械屋さんに相談したら、電圧低下か接触不良ではないかと言うことだったので、本格的にすべての経路のカプラーを外し、埃と錆を取って着け直した。
 機械は動いた。ストリング送り出しのモーターも、蓋の開閉も出来るようになった。やれやれである。万が一の時のために、予備の機械が欲しいものだ。
 実は倉庫には、CASEのロールべーラーがほぼ未使用の状態で、錆びている。これで作られるロールが重すぎて、乾草庫に転がして入れることが出来なかったから、使わなかったらしい。去年使おうとしたら、錆で身震いしていた。機械屋さんに送って整備してもらうと、船賃抜きで6万円くらいかかる。自分で整備するアドバイスをもらった。基本的には、可動部全部に油を差し、しばらく低回転で慣らし運転をすることらしい。冬になったら、やってみよう!
 いつの間にか、ヤスヒラシゲが出産していた。雄である!

 やっと、ロールが出来る。採草地の残り草を、全部ロールした。草埃が目に入って、痛かった。