家畜の審査

 実習だったら、良かったのにねぇ。みんなが思っているけど、去年の口てい疫のために、われわれは牛を使った実習が出来ないのだ。やむなく、模型を使ったり、スライドを使った講義に振り返られ、最後にテストを受ける羽目に・・・。
 今朝は、良い乳牛を見分けるポイントを、スライドを使って説明された。
 明らかに相違のある写真を見せられたら、乳牛に興味の無い俺でも、見分けることはできる。尻が上がっているより下がっている方が、病気になりにくいので良いが、下がりすぎは良くないとか・・・。乳房は大きい方が良いが、垂れ下がりすぎると自分で踏むなどの事故や、搾乳作業がやりにくいので淘汰されやすいとか・・・。
 でも最後のテストに出てきた写真は、俺の目には違いがさっぱり判らなかった。

 午後からは、和牛の形質について、教わった。
 肉を多く取る為には、どんな体系が良いのかは、当然興味がある。講師の方は、俺の目の前に立って説明しておられるため、俺も気を抜くことなく授業を受けた。それでも、テスト範囲が広すぎて、細かい図の名称なんて、頭に入るわけが無い。
 テストを受けた。資料を見て牛の点数を着ける計算は簡単なんだが、図を埋める問題は、空欄も沢山あった。
 
 週末になると、台風が来るのはどういうことだ?
 機能見たときには無かった台風が、突如硫黄島を目指して北上中だ。進路予想では、硫黄島は直撃される。この程度なら、台風の被害は無いと思うが、万一出航しないと、硫黄島の牧場の仕事が、著しく滞ってしまう。ちゃんと出航して欲しいなぁ。