終わらない仕事

昨夜は、夕食後、刈り残っていた牧草を全部刈り取る予定だった。だが、頼まれて買っていったTVラックが、組み立てられないと言うことで、急遽組み立てることになった。さすがマレーシア製だけあって、組立図は小さな紙切れ一枚で、小さすぎて判読不能状態だった。使う部品の取り付け方も不明瞭・・・パズルのような組み立てで、何度も分解しては組みなおし、ようやく完成した。
 牧草を刈り取る気力が残っていなかったので、朝4時に起きて、牧場に行った。真っ暗な中、煌々とライトを着けて、刈り取り作業をした。
だが、またしてもエンジンが止まってしまった。水温計は上がっていないが、たぶんオーバーヒートかな?シリンダーの方に、冷却水が行っていないのでは無かろうか?機械屋さんが休みなので、指示を受けることが出来ないから、作業を断念した。以前から、一度鹿児島に送って、オーバーホールしてもらった方が、使って壊すより安く上がるのではなかろうかと思っていたが、さらに本気で考え始めている。とりあえず、冷却水を全部交換してみよう!
 出産が近い赤7を、牛舎に入れるために捕獲しようとしたが、その気配を察知した彼女は、いち早く囲いから離脱し、藪の中に消えて行った。こういう牛のために、数頭規模の小さなつなぎ牛舎を作りたいなぁ。
 次に出産予定の緑3番は、ちゃんと連動スタンチョンに入ったので、トレーラーに乗せて連れ帰ることが出来た。牛温恵のセンサーを入れ、ビタミン剤を飲ませてから、牛舎に入れた。
 馬の水タンクには、長いホースを連結して水を入れていた。それが、しばしば外れると苦情を受けていたので、一本ものの長いホースに取り替えた。
 今回、俺にできたのは、ここまでだ。一泊二日の航海で、出来ることの限界を感じた。
 急いで身支度をして、船に乗るために港に行った。
 来週と再来週は、船が出ることになっているから、多少の作業が出来るだろう。でも、その次の週からは、船がドック入りするために、週末帰ることが出来ない。それでは、牧場昨日が完全に麻痺してしまう可能性が高い。悩んだ末、飛行機を使うことを決意した。片道8万円だ。三連休になるから、それでも帰る価値があると判断して、人を介して航空会社と話を始めた。17日に島に帰り、19日に鹿児島に引き返す。どなたか、同伴しませんか?相乗りが出来ると、費用負担はかなり減りますよ!