湾採草地のロール

 俺は、ものすごいKYな男だ。牛ばかりを相手しているから、訓練されないのかな?全く、嫌になるね。

 今日は、朝から涼しかった。良質乾草のためには、朝からテッターでひっくり返したいのだが、パンクしている状態で使うのは、できるだけ控えたい。朝は、ルーティンワークの他、ダニ駆除、削蹄などに専念した。
 と書いてしまったら、なんてあっさりとした日なんだろう。
 削蹄は4頭したのだが、とても協力的な子牛もいれば、徹頭徹尾反抗する子牛もいる。引かれるときに、全く動かなかったり、足を上げるとひっくり返って暴れたり・・・。削蹄は、好きでは無い(^_^;)
 午後から、テッターレーキの高さを、タイヤぎりぎりに合わせ、タインを地表をかする高さにセットして、レーキをした。多少牧草が無駄になるのだが、機械を壊すよりましである。
 通常は、外周を二周くらいしたら、中央部は直線的にレーキするものなのだが、簡単に上げ下ろしができない状態なので、今日はぐるぐると外周を回ってレーキした。外周を十周くらいしたところで、一旦牛舎に帰り、ロールべーラーを着けたフォードで出直す。
 最初の一個は、ベイラーのセンサーが目覚めておらず、紐が出にくいので手動でぴっぱりだす。
二個目から、自動に任せても大丈夫だったので、ギアを上げて作業した。ファーガソンはエアコンがついているのだが、フォードは屋根さえ着いていない。ラジエターを通った熱風が、運転席に吹き付ける。大きなドライヤーを浴びながら、作業しているようなものだ。それでも、機械の調子が良かったので、順調に個数を増やしていった。平らな牧場は、良いねぇ!どこでロールを排出しても、転がっていく心配が無い。
 数がどんどん増えていくのを数えているのだが、俺は算数がとても苦手である。数を数えているうちに、いくつまで数えたのか解らなくなってしまうし、目視で数えているうちにどこまで数えたか、見失ってしまうのだ。これはボケとかでは無く、子供の頃からだったりする。それでも、一生懸命数えたはずなのだが、忘れてしまった(^^ゞ
 収穫の写真と共に、動画を撮ったのだが、俺のカメラの動画は、ファイル形式がニコニコ動画に合わないみたいだ。