ワクチン接種

 昨夜は、微妙に暑かったなぁ。ケチらずにもっとキンと冷やせば、布団をかぶって眠れるのだが、設定28度のエコ運転だから・・・。
 6時に揚水ポンプのスイッチを入れる。これを忘れたら、大変なことになる。10分後に、中間ポンプが作動して、牧場まで汲み上げるはずだった。見に行けば良いのだが、お手伝いの女の子を迎えに行かなければならないし、昨日ちゃんとマニュアル通りに設定したはずだ。
 不安は的中した。女の子を送り届けるとき、丘の上のタンクを見たら、空っぽのままだった。急いで中間ポンプを見に行った。すると、道を水が流れている。中間タンクから、あふれた水だ。ポンプ小屋に着いたら、モーターの音が聞こえる。設定通りにタイマーでポンプが動いたのだが、ポンプは空回りして水を揚げていない。昨日スイッチを入れ忘れたことで、一号ポンプなエアを噛み、揚水力が若干落ちていた。タイムスイッチにしたら、その一号ポンプを選択して作動したようだ。水はほぼ満タンに入っていた状態でスイッチが入ったのに、ポンプは空転していて、水を全く汲み上げていなかった。先輩と二人、頭を抱えてしまった。手動に切り替え、二号ポンプで水を揚げた。

 湾放牧地の若牛たちは、特にはるかを移動させてから、親米派(しんよねは)に統一された。バラ線にからまったゴミを取っていると、でかい図体をして体をすり寄せてくる。
 牛が体を密着させてくると、体温で周りの空気が熱くなるし、牛にたかっていた刺しバエが一斉に攻撃してくる。炎天下では、勘弁して欲しい訪問である。

 船で、先日購入した後継牛がやってきたので、トレーラーを引っ張って迎えに行った。2頭とも、大切に育てられたお嬢さんで、人を信じきっている。大切にするよ!
 獣医さんも来たので、ワクチン注射を15頭にした。大きくなった牛を捕まえるのだが、かなり体力を使うのだ。
 それにしても、俺の作業服は、いつもものすごく汚れる。