危険なはるか

 今朝も、お手伝いがあったので、6時に迎えに行った。作業も覚えてもらったので、ほ乳ロボット小屋と電柱牛舎の作業は、一人でやってもらった。ただ、ななが、顔を上げないので苦労していた。だんだん慣れるよ!
 今朝の船は、片泊と硫黄島は天候次第では寄港しないという条件付き航海で、鹿児島を出港したらしい。俺が来て一年ちょっとだが、南風が強かった日に、一度だけ硫黄島を素通りした事がある。今日は、風が弱まってきたから、大丈夫でしょ?
 大浦放牧地にいて、まだ妊娠していないはるか(百合茂←北国7の8←安平)だが、湾放牧地に移動させた方が、若い牛同士やりやすいかと思って、移動させることにした。この牛は、引かれて動くときに、時々突発的に暴れて収まらなくなることがある。それほど大きな牛では無いが、爆発的な瞬発力で引き綱を連続的に激しく引っ張り、振り切って逃げるのだ。北海道にいる頃、かなりの時間をかけて引き牛調教もした。だが、興奮し始めると抑えが効かなくなるのは、治らなかった。解っているから、こちらに来て鼻輪を付けた。
 今日は、200mくらいは普通に歩いた。でも、ゲートの柵を開けようとしたら、その音に驚き始まってしまった。こちらも腰を落として備えたのだが、踏ん張っている足を滑らせて尻を着いてしまった。もくしではなく、鼻輪に通したロープで、俺を引きずって走る。首綱ではあるまいし、鼻ロープで引き倒されたりすることって、滅多にないと思うんだが・・・。
 手を離し、落ち着かせながら追い詰め、ロープの端をを拾って木に縛り付ける。とりあえず、何とか湾放牧地まで歩いて引いていった。血統は良いんだけど、売ってしまおうか?今まで、何度そう思ったことか・・・。
 船が入港し、充電器、バナナの苗木、スイカなどが届いた。洗濯機やメガホンなども届くと思っていたのだが、残念ながら乗っていなかった。
 ブッシュカッターのVベルトが切れたので、ディスクモアで飛行場のススキを刈り取りに行った。かなり伸びて堅くなっており、敷きわらとして使うにしても、粉砕したかったんだけどね。かなりの数が取れると思うけど、ラップするしか保存のしようが無いよね?