成牛市 体重測定 映画

 激しく雨が降る中、牛丼を食べに行った。280円で朝食が食べられるのは、ありがたいことだ。
 成牛市に参加するために、餌やり当番の車と待ち合わせていた。始めは役場でと言っていたのだが、一昨日送ってもらったときに、マルヤガーデンズで下ろしてもらいながら、ここで待ち合わせしたいと言って、了承を受けていた。さらに、ホテルが同じであることも確認していたので、普通ならどちらかに迎えが来ると思って、どちらも見えるような場所に立っていた。だが、約束の時間を過ぎても、車が来ない。電話したら、役場前で待っていた。
 成牛市に上場した頭数は、5頭。購買者も、ちらほらだ。牛の血統や素性について、購買者から直接質問される。
 3月の成牛市で販売した、赤の18番を買った購買者に会った。この牛は、放牧に順応できず、餌を十分に食べることが出来ないし、捕まえようとしても、ロープを着けたまま全力で走り去るので、種付けや治療も満足に出来なかった。
 新しい畜主さんは、繋ぎで飼うため、この牛の欠点が出ない。繋がれた状態で、餌をたっぷりもらった赤の18番は、今ではすっかり太り、妊娠鑑定も取れそうだとか・・・。良い飼い主さんに会えて、良かったね。実は、俺も繋ぎ牛舎の必要性を、時々感じている。大部屋の数は限られていて、赤の18のように個別管理が必要な牛が、まだまだ居るのだ。古電柱を売っているところは無いかな?
 平成7年と10年生まれで空胎の二頭だが、合わせて30万円にもなって驚いた。

 明日上場する子牛たちの、体重測定だ。牛をロープで繋ぎ、所定の場所に引いていく。
 茂三郎は、299kgだった。あと一リットル、水を飲ませてから測りたかった。

 映画を観に行った。いろいろ上映していたが、ブラックスワンを観た。
 大役のプレッシャーに押しつぶされそうになり、もがき苦しむヒロインの姿が、痛々しかった。そして、感動した。