船が出た

 船が欠航するか否かは、朝7時ごろに運航予定変更の知らせがあるかどうかでわかる。今朝は、タケノコ振興会から、船が出港するからタケノコを市場注文分とってほしいと放送が入ったので、無事出航したことを確認した。

 競りに行くために、準備作業を急ぐ。
 出産間際の牛を、さらに二頭放牧地から連れ帰った。牛温恵を挿入し、小屋に入れた。
 最近は、すべて牛舎で出産させ、3日間母乳を吸わせた後、一週間人工哺乳をして、哺乳ロボットに任せる。このやり方に変えてから、子牛は大きくなったと実感しているが、実際はどうだろう?
 現在市場に出そうとしている牛たちは、一部牛舎で出産させ、残りは生後一週間以内に小屋下放牧地に引っ越しさせ、つまみ食いをさせながら育てた子牛たちだ。離乳まで放牧地で育った牛に比べ、確実に大きくなっている。飛び抜けて大きな子牛は要らないから、大きくコジケた子牛を作らないようにすれば、良いかなと思っている。

 船が入港した。ダイビングのマスク、サーチライト、冷凍の和牛肉、6トンの子牛餌・・・。大切なものが沢山乗っていて、今日来てくれたことを感謝した。
 農業普及所の人(?)が、種まきに来た。
 俺は、出荷準備があったので手伝えなかったが、最終ロータリーをかけたり、手で種を蒔いた後、鎮圧ローラーで押さえたりしていたようだ。良い牧草地になったら良いなぁ。