小屋下に連動スタンチョンを・・・

目が覚めたら、自宅ではなかった。布団のわきには、白い犬が添い寝していて、枕元には黒い犬が二頭待っていた。起きる気配を感じて、顔をなめて無理やり起こされる。鹿児島に行った人の、留守番を頼まれていたのだ。
 犬3頭を連れて、自宅を経由し、牧場に向かった。最近、カラスの襲撃が激しく、いつもパチンコで威嚇射撃をしている。丸くない小石の方が、弾道が変化して脅しになるようだ。いろいろ手を尽くしているが、現在のところ、有効な撃退法が見つからない。
 一人で作業するときは、特に作業効率を考えながら動く。ルーティンワークがはかどり、青刈りのイタリアンライグラスを、カゴに集めて親や育成牛にやるのだが、沢山運ぶことができた。ギュウギュウ詰で7個積みこむと、下り坂で押されて意外に危険だ。
 オレンジ22番は、足が不自由だ。年齢も10歳を超えていて、普通なら更新の対象だろう。でもね、一度種付けをしているから、もし着いていたらもう一産生ませてみようと思っている。歩いて放牧地に行くのがつらく、ずっと小屋下のエサ場で待っていて、乾草や青草をこっそり分けてもらう。放牧に出しているほかの牛まで、乾草や青草をもらうために待たれたら困るのだが、一頭だけこっそりやれるなら、小屋の中で飼うより手がかからなくて良い。
 ここのエサ場には、連動すたんちょんが着いていないので、強い牛は広い範囲を占領してしまう。ここに連動スタンチョンを取り付けるために、今見積もりを作ってもらっている。
 柱の間隔は1.8mで、使っていない連動スタンチョンは3mだ。柱を付け替えて取り付けようと思ったのだが、柱の差し替え作業をやるゆとりが無い。土台の木も傷んでいるし・・・。1.8mか3.6mの連動スタンチョンを特注で作ってもらい、柱の強化だけで取り付け、母牛の個体管理をやりやすくしようと思っている。