できない言い訳するより・・・

結局、設置したばかりの光ケーブルか、途中の器具に問題があるらしい。大分から来てもらったが、最終設定はできないので、デモ機のモバイルで対応することになった。
 なんか、違うような気がする。
 俺は、俺の為だけにこの島に来たわけでは無いと思っているのだが、思い上がりだろうか?俺が瀬棚で学んだ農業の知識を、この島で実践することは、島で最も重要な産業である畜産を発展させる礎になると伺い、取り組んでいるのだが・・・。
 たとえば、牛舎を監視カメラで観察することは、普通のADSL回線でも十分に可能なことで、それほど大それたことを望んでいるわけでは無い。
 先日、漁師さんから、密漁監視のために、監視カメラを坂本温泉につけられないか?と聞かれたことがある。伊勢海老の好漁場にカメラが付けば、密漁の抑止になるから、かなりの経済効果があるそうだ。
 こういう話を聞くと、俺はすぐに技術者に持ちかけて、実現可能な方法を教えてもらうことができる。
 未知の事態に出くわしたとき、拒絶する人もいるが、俺は教えを乞うて、道を開きたい。
 それなりの立場にある人こそ、安っぽいプライドにしがみつくのではなく、今ある設備をいかに効率よく利用し、住民サービスを向上させるかについて、考えてほしいものだ。
 住民が意欲的に生産活動をすることが、村の発展にとって最も大切なことだということを、思い出してほしいなぁ。