体重測定

 体重測定日だ。吉野家で280円の朝飯を食って、役場に向かう。十島村と共同でチャーターしたマイクロバスで、市場に向かった。
 いつも通り、子牛を体重測定場所に引っ張っていく。体重は、徳太郎が250kg台。あやめが、260kg台だった。まだまだ小さい。
 測定後は、研修会があった。内容をまとめると、生後3ヶ月までの管理が、子牛の成長を大きく左右するというものだった。この期間、親に任せっきりにするのは楽だが、遅れを取り返すのに残りの7ヶ月間を頑張っても取り返すのは難しい。
 俺がほ乳ロボットにこだわったのは、3ヶ月齢まで人工哺乳をして良いスタートダッシュをすれば、後は子牛の能力で大きくなると思うからだ。硫黄島に来て7ヶ月間は、設備が整っていないのを言い訳に、初期の3ヶ月間を親牛に任せてしまったから、その頃生まれ育った牛は、成長がばらつき、小さい個体が多い。皆、人懐っこくなってきたのだが、大きくなりきれなかった体を見るたび、自らの手抜きを思い知らされる。

 昨日の整体で、姿勢は治ったのだが、腰に痛みと疲労感が残った。今日も、もう一度整体に行った。だいぶ良くなったかな?
 何十年ぶりかで、映画に行った。